Plesk 11.5.30 を 17.3.5 にアップグレードで冷や汗!

投稿者: | 2019年10月20日

専用サーバー契約で借りているサーバーで使っているPleskのアップグレード

CentOS6 + Plesk 11.5.30 が契約当初の環境
この環境のまま使い続けて久しいのでPHP7を使いたいという要望に応えてPlesk 17.3.5にアップグレード実施。
事前準備として万が一のためにすべての「契約」(Plesk用語です)のバックアップをダウンロードして備えておきます。
他に出来ることと言えば、念のためのサーバー再起動くらいでしょうか。

で、https://xxx.xxx.com:8447 からアップグレードを実施。
で、pre checkでメールのパスワードが暗号化されているユーザーがいるとか言われたので対応。
これは画面に参照URLが出てきたのでそれを見ながら対応。
https://support.plesk.com/hc/en-us/articles/213396449

次にbootstrapが云々というwarningが出たけどこれはwarningだからということで無視して進むことに。

でいよいよ本番に入ったところで、エラーでアップグレード中断。

こんなメッセージが

Starting sw-engine-fpm:  done
 Starting drwebd service… failed
 [2019-10-20 01:54:09.969714] Execute command /usr/local/psa/admin/bin/send-error-report install --version 17.5.3
 [2019-10-20 01:54:09.987806] Error: Yum ユーティリティの実行に失敗しました
 Yum ユーティリティが、必要なパッケージのインストールに失敗しました。
 注意! ソフトウェアが操作不可の可能性があります
 製品のテクニカルサポートまでご相談ください。

/var/log/plesk/install/autoinstaller3.log で確認すると、こんな記述を発見。

Fatal error during packages installation: [u'ERROR with rpm_check_debug vs depsolve:', 'perl(MIME::Lite) is needed by perl-SOAP-Lite-0.710.10-4.el6.noarch', u'Please report this error at http://bugs.centos.org/set_project.php?project_id=19&ref=http://bugs.centos.org/bug_report_page.php?category=yum']

この記事を参考に以下を実施してアップグレード再開。
https://support.plesk.com/hc/en-us/articles/360005104873-Plesk-update-or-upgrade-fails-perl-MIME-Lite-is-needed-by-perl-SOAP-Lite-0-710-10-4-el6-noarch

# yum install perl-MIME-Lite

で無事アップグレード完了。
でもググっても解決策が見つからないときはマジで焦る。

と、ここで一件落着と思ったところに緊急コール。
メールが受信できないとのこと。
Pleskでcourier-pop3dの起動を試しても起動できず。
シェルで service courier-pop3d start やってもすぐ落ちる。
service courier-pop3d status やると、
courierlogger が停止していますが PID ファイルが残っています
とか。
/var/run/pop3d.pidとかを削除しても解決せず。
キーワード “plesk courier-pop3 not start” でググって
この記事見つけて対応。
要は、TCPポートの 110, 143, 993, 995をportreserve が横取りしてたと。
で、service portreserve stop, chkconfig portreserve off で解決。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.